現場観察をしていると、たまに「資格ファイル」が分厚い人に出会う。
玉掛け。
高所作業車。
フルハーネス。
職長教育。
施工管理。
まるで資格図鑑のようだ。
もちろん、資格は大切。
建設業では資格が人生を変えることもある。
ただ、現場では時々、
少し不思議なことが起きる。
資格をたくさん持っている人より、
未経験で入った若い子の方が、
周囲から信頼されていたりする。
その若い子は、
特別な知識があるわけではない。
でも、
「これ持ちます!」
「先やります!」
「すみません、もう一回教えてください!」
そう言って、
毎日動いている。
気がつくと、
周囲が自然に教えている。
現場では、
“教えたくなる人”
というのが確かに存在する。
逆に、
知識は豊富でも、
聞かない
動かない
周囲を見ない
そんな人は、
少しずつ孤立していくこともある。
建設業は、
資格だけの世界ではない。
人と人で動いている世界だ。
だからこそ、
資格は「入口」であって、
本当の力は、
現場の中で少しずつ積み上がっていくのかもしれない。
今日も現場では、
誰かが静かに成長している。
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